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津波避難ビル

morinoの住まいは、津波避難ビルに指定されています。
いつだったでしょうか、気が付いた時には出入り口に表示されていました。
表入り口
津波避難ビル_b0162847_1515114.jpg

裏入り口
津波避難ビル_b0162847_15153115.jpg


いつ襲って来ても不思議では無い大地震。
その際に一人でも、一匹でも多くの生命に助かって欲しく思っています。

しかし、
そう、「しかし」です。
「津波避難ビル」の表示があるだけで
その定義と言いますか、地域における役割がどのようなものか、住民は知りません。
常駐のガードマン、エレベータで同乗となった方々にお尋ねしても、誰一人知らないのです。

避難が必要となる巨大地震では、1階にある集会所は水没します。
ではどこに避難すれば?
1階の管理室には空室の鍵は置いていません。
なので、廊下等の共用部、もしくは各家庭内しか残っていません。

また、実際に多くの人が避難してきた場合、飲料、食料、トイレ、毛布、
怪我等の応急処置はどうするつもりでしょうか。
一般家庭に備蓄が多々あるとは考え辛いです。

津波避難ビルステッカーは住民にとって
「見ず知らずの人々を住居内に入れて、
数限りある物資を山分け、寝食を共にし、
救助されるまで自己責任で耐えろ」という暗黙の指示なんですね。


フロー(対応の流れ)が全く示されておらず、克服すべき問題点が多々あります。

by t-morino | 2014-05-31 15:20 | 大阪