止まった時計
この廃校を初めて見たのは1999年でした。
そして2011年現在、この姿です。
ここ数年、割れた舗装から雑草が生え、
ガードレール、看板はサビだらけ、
そして人気の無い建物、廃屋、シャッター通りの商店街を
よく目にするようになって来たかなと感じます。
そして、これは地方に行くほど顕著かなと。
(「地方」と発するのはいかにも自分が都市在住なんだという
ニュアンスを含んでいるように感じて憚られますが、代替語が思いつかないので
このまま使うこととします。)
この時計は止まっているだけまだマシで
実際の日本社会は時計が逆回転しているような気がします。
ある時点を境に時と共に悪くなっている。
契機は、東の横綱ソビエト連邦の体制崩壊で資本主義国歌群が勝利したと
沸いた頃では無かったかと思います。
勝利を手にした途端、衰退が始まっていたんですね。
まぁ、何事も表裏一体ということでしょうか。
でも、創意工夫を発揮して伸びている企業、個人さんも多々おられます。
大学時代の友人T君の実家が某地方都市でHOTELを経営されてますが、
そのホームページ、情報発信諸々を観て「行きたいな」と思いました。
夢のある人は、時代が悪かろうが、頑張れるのだなと実感できた日でした。
by t-morino | 2011-01-06 00:00 | 時